鎌倉ジーンズ ワークブルゾン

『鎌倉ジーンズ』とは

鎌倉周辺地域の古着を原料にしたデニム、循環型社会を目指すブランド『鎌倉ジーンズ』です。

年間観光客数1,200万人以上といわれている観光地、鎌倉。10万人以上の人口の都市で平成30年度から5年連続リサイクル率第1位となっています。

残布や残糸から作ったリサイクルデニムではなく、 鎌倉を含む湘南エリアで回収された古着を綿（ワタ）に戻してから糸にし、全行程完全オリジナルの独自デニムを開発。

何年もかけ試行錯誤を繰り返し、経糸のムラ糸と緯糸のネップ感のある独特な風合いを持つデニムが完成しました。

ピュアインディゴの濃色でロープ染めをしたこのデニムは着ていくことで色落ちやあたりの経年変化を楽しめます。生成りも綿カス残しと巻き縫いのパッカリング感であじが出ます。

※写真の色落ちは製品での経年変化参考です。

鎌倉ジーンズの特徴

鎌倉市の布類の回収は年間1,048トン（令和3年度）

古着を再度衣料品にするリサイクルは、手間をかなりかけた状態でやっと少し出来るかどうかです。

白の綿の製品だけを分別し、繊維長をなるべく崩さないようにして反毛綿を生産。反毛綿を作るにあたり、縫い糸やネーム等も一緒に綿にしています。そのため、第3者機関で確認した混率は、綿９８．５％／ポリエステル１．５％で、この糸にネップ感があるのもその為でもあります。

※カラー糸が稀に混入していることがありますがブランドネームのラメ糸と思われますが、ご理解いただければと思います。

紡績した糸をデニムの緯糸にして織って作った１２オンスのオリジナルリサイクルデニム（拡大写真）

この生地の特徴は、古着から作ったことで出来たナチュラルなネップ感。ムラ糸使用のネップデニムはワーク系のボトム素材に向いており、デザインを考えるベースになっています。

３／１右上がりの綾組織で経糸７番のムラ糸に、経糸を１０番のネップ糸にすることで見た目は重厚なデニムの存在感を出しつつ、楽に穿けるように少し軽めの１２オンスにし、更に製品で洗いをかけることで、立体的な風合いと柔らかい履き心地にしています。

ワークブルゾンの特徴

Ｇジャンのように着丈は短めにしつつ、ワイドシルエットにし、アームホールを広くしています。

ワークスタイルのカバーオールをアレンジし、腰ポケットの片側はフラップ付き。すぐに入れやすいように左はフラップ無しにし、ペンを淹れられるデザインと腰ポケットはサイドからも手が入る二重構造に。

更に背中にはタックを入れていることもあり、下に厚手のパーカーを着てももたつかず、動きやすさを考慮しています。